新型コロナウイルスが蔓延して早くも1年半になろうとしています。
このコロナ禍で不思議に思うことは沢山ありますが、特に今年はインフルエンザがほとんど流行しなかったといいます。
日本では例年1年間で約1000万人かかりますが、今年は1万人程度と1000分の一にまで減少したそうです。
世界的に見てもインフルエンザの死者数が今年は激減したので、コロナの死者数と合わせて例年よりもトータルの死者数が減少している国もあるということです。
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プラマイゼロの不思議
社会生活を送っていると、良い時もあれば悪い時もあるのは当たり前です。
良い時は一瞬の場合が多く、そして又何か悪いことが降りかかってきてまたぎりぎりで生きていくことになります。
常に移り変わっていく人生のことを昔の人は、「あざなえる縄のごとし」、「盛者必衰」などと表現しています。
良いこともあるけど悪いこともあり、人生はプラマイゼロだよというのが千年以上前の人々の諺です。
しかし千年以上経ったこのIT時代においても全くそれが変わらないというのは不思議なことです。
人生不変の法則
20世紀末には、世の中は科学技術により進歩して21世紀には生活も仕事も楽になり夢のような世界が実現されると、本やマスコミで予想されたのを見たことがある人は多いと思います。
確かに一部のAIなどの科学技術は驚くほど発達しました。
20年前は、囲碁は無数の手筋があるのでプロ棋士はコンピューターには絶対負けないと言われていましたがそれもあっさり打ち負かされました。
このような驚くべき進歩があった反面、専制政治を行う国が増えて、アメリカでは年間3万人が銃により殺害されているといいます。
中東などでは相変わらず戦争が起こっています。
要するに人間の心の面では古代に戻っているといえるのです。
20世紀末に描かれた夢のような世界にはほど遠く、精神と科学技術は反比例してトータル的に不変になっているということです。
茨の道
世界的にワクチン接種が進み、もうじきコロナ禍も収まるでしょう。
しかしコロナ禍が収まっても必ず何か新しい事件が世界に起こることを忘れてはいけません。
例えば世界的金融大恐慌などは十分起こりえます。
なぜならコロナにより世界的にこれだけ短期間にお金を世にばらまいた時代か過去にありません。
物が生産されていないのにお金だけが莫大に世の中に出ると起こることは目に見えています。
それはインフレです。
今はコロナ禍で表面に出てきませんが、株価・金価格・仮想通貨など全て世界は異常な状況になっています。
貨幣のあり方も激変してデジタル通貨も出現するなど、世界は金融面で大混乱を起こす可能性は大です。
従来どおりの銀行預金ではお金は二束三文になるかもしれません。
今からお金の保存方法を十分考えた方が良さそうですね。
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