夢を叶えるために必要な事(2)

自分自身を信頼することが願望実現には必要なことを前回書きました。

なぜ自分を信頼することが必要なのでしょうか。

それは、現実は自分自身が作っているという大前提があるからです。

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現実は自分が作っているという世界観の必要性

般若心経などの仏教書ではよく空という表現をします。

全ての存在は実体のないものだと説明します。

これは簡単に説明すると、全ての存在は人それぞれの見方・感じ方によって千差万別に見えるということです。

 

例えば色についての見え方で説明すると分かりやすいかもしれません。

赤とか青とか黄色とか様々な色があります。

例えば、赤という色は100人が全く同じ色に見えるでしょうか。

現実的には色盲という光のある波長が識別できない人がいて、赤色が黒色に見える人がいるのは事実です。

正常な人であっても、本当に赤色を自分が見ている鮮やかな赤色と同じく他者が見えてるかは実証することが出来ません。

 

このように色だけでなくて、寒い・熱い、幸せ・不幸、美人・不美人等、人の見方も千差万別でそれぞれの見方があるのです。

お金持ちの全てが幸せである訳ではないし、貧乏でも最高に幸せに生きている人はたくさんいるのです。

このようなことを突き詰めていくと、全ての存在は自分自身が子供の頃からの自分自身の見方感じ方によって世界観を自分なりに作ってきたといってよろしいでしょう。

 

子供の頃からの親、先生などの洗脳

例えば、親が商売をしていて年から年中忙しく働いている場合、子供はこんな忙しい人生は嫌だ。

将来公務員になってのんびり暮らしたいと思う子供もいるでしょう。

その逆に公務員になってつまらない仕事をするのなら、自分で好きな仕事の会社を作り大儲けしたいと願う子供もいます。

 

先生は勉強をして良い大学に入らないと良いところに就職できないと言い、それに従う子供もいるし、反発して中学を出て早くお金儲けをしたいと思う子供もいます。

このように、親・兄弟・先生などによって子供時代から様々な洗脳をされて成長するのが我々人間の宿命なのです。

 

そうなると100人いたら100の世界観があるということになります。

そのように人は皆、自分の外側にガンとした世界を作り上げて現実を機械仕掛けの世界に作り上げていくのです。

そしてある年齢になると皆この世は、誰が見ても同じ現実だと勘違いしてしまうのです。

仏教用語でこれを無知といいます。

 

本当の現実とは何か

般若心経では、この世は波動だけしかなく実態は何もないといいます。

人はその波動をもとに、自分勝手に現実を作り上げてしまうのです。

自分が親・兄弟・先生などに洗脳されてきたように現実を作り出してしまうのです。

 

ある人は現実は苦しくて大変な場所だと作り上げる人もいるし、ある人は遊園地のように楽しい場所に作り上げる人もいます。

ある人は、いくら頑張っても夢を叶えることが出来ないのが現実だと決めつける人もいます。

また快感(楽しみ)を得るために、あえて辛いことを生み出して苦しい人生を無意識に作り出している人もいます。

これは単調で変化のないことよりも、悲しんだり楽しんだり泣いたり笑ったりした変化のある人生を無意識に選択しているということです。

 

その逆に、現実は本当に自分の思うとおりに夢を実現できると確信している人もいます。

ビルゲイツ、スティーブジョブス、イーロンマスクなどが後者になりますが、大多数の人は前者のような世界を作り上げてそのがんじがらめの世界で苦しんでしまうのです。

しかし本当は、前者のように苦しんでいるような人生であろうと、後者の自分の思う通りの夢を実現している人であろうと、どちらの人生も自分自身が選んだ人生ということでは、両方とも成功している人生なのです。

 

それを人は勝手に比較して、注目された人は成功しているとか、辛い人生は失敗した人生などと勝手に決めつけているだけなのです。

このような自分自身の洗脳されてきた人生観で勝敗を決めつけるから辛くなってしまうのです。

その逆に、自分の思うとおりに夢を実現できる世界観を持つことが、実は引き寄せとか願望実現には一番必要な世界観なのです。

引き寄せとか願望実現に必要なことを一言でいうなら、なるべく無心になり思考のゴミを排除し、子供時代から洗脳されてきた固定観念を消去することなのです。

つづく

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