今の時代は、何か理由がある訳ではないけれども、漠然とした不安を皆持っているのではないでしょうか。
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本当の不安
世界では、明日の朝まで命の保証がないような戦乱の国に暮らしている人はたくさんいるし、街を歩いていても強盗、引ったくりに合わないように身構えながら生きている人もたくさんいます。
このような不安は実際体験した人でないと分からないし、人間にとって命にかかわる不安ほど大きなストレスはないでしょう。
日本という恵まれ過ぎた国
日本に生きていると、命にかかわるような出来事は自然災害しかないでしょう。
普通に生活している分には、ほとんどの人は平均寿命まで何事もなく生きられると
思っているはずです。
朝出勤するときに、無事に帰宅できるだろうかと悩む人はいませんし、交通事故だけに気を付けていればいつもと同じ一日になることに疑いを持つ人はいないでしょう。
生活することについても、収入源が無くなっても生活保護という最後の手段もちゃんと用意されているし、食べることには不自由することはありません。
衣食住が満たされた国と言って良いでしょう。
恵まれ過ぎた不幸
こんな恵まれた国でも、毎年自殺者が2万5千人もいるといいます。
未遂に終わる人は9割もいるという説もありますので、毎日700人も自殺を企てていることになります。
事業に失敗して借金を作り、先を案じて自殺する人もいますが、破産法により財産などは失いますが法律的な逃げ道は残されています。
人間関係に疲れたり、失恋などによる痛手でうつ病を発症する人もいます。
病気により将来を悲観して早い死を選ぶ人も後を絶ちません。
あまりにも恵まれ過ぎた世界では、耐性が作られないので少しの不安・悩みなどの
ストレスに耐えきれずに早まった行為に走ることが多いのです。
年寄りの自殺も近年は増加傾向にあり、若い頃はバリバリ働いて目標があったけれども、年老いて夢・目標がなくなると精神的にへこむことが多くなるようです。
生きがいの喪失
戦時中は極端に自殺者が減少したそうです。
戦争に勝つことが皆の生きがいになっており、団結することによって絆が生まれたのでしょう。
今の時代は上昇志向も薄れて、生きがいを見つけるのは難しい時代です。
恵まれ過ぎてハングリー精神も喪失して、皆気持ちだけがソワソワして
ベクトルが定まらないのです。
心の置き所がないほど辛いことはないのかもしれません。
坐禅的な生き方
世の中がつまらないと思えばつまらない生き方しか出来ないし、人生には楽しいことが沢山あると思って生きていくと楽しいことは無限にあるのです。
坐禅は、一見受身のような行いに見えますが、実は人生を大きく変える要素を持っています。
今まで見えなかったことが見えてきたり、気づかなかったことに気づくのです。
何十年生きてきても気づかなかったことに気づくと、人生が一変することもあります。
それがまた生きがいにつながっていくのです。
一念発起して人生を変えてみませんか。
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