学校を卒業したら安心した生活が待っている、定年退職したら安らぎのある幸せな日々が待っている、あの資格を取ったら良い会社に入れて最高な幸せな日々が待っているなど、人は常に未来に向かって生きています。
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未来に生きるという事
自分の思いのベクトルを常に未来に向けていると、当然のこととして今現在に気持ちを傾けることが疎かになってしまいます。
いつか良いことが待っていると想い続けると、常に今が劣っていると考えるようになってしまいます。
今が常に不完全で、未来に完全な自分が待っていると思うといつまでたっても今に満足することはありません。
未来に良いことが待っていると考えると、今を犠牲にする生き方になるのです。
それでは50年たっても常に幸せを追い求める事になり、幸せな安らぎを得ることは決して出来ません。
過去に対する考え方も同じことです。
過去の行いに後悔したり嘆いたりしても決して過去は変わることはありません。
過去の行いは、今生きる生き方の参考にすることはあっても嘆き悲しむものではないのです。
過去の出来事は点の集まりではあるけれど、それが現在の面に花咲いているということを信じるしかないのです。
もちろん、過去を懐かしんだり思い出として持つことは素晴らしいことです。
しかし、今となっては過去は幻想であり、未来と同じで実在するものではなく、今にしか我々は生きることができないのです。
本当の幸せ感
生き物は今この瞬間に100パーセント生きることが最も合っているのです。
しかし人間は大脳新皮質を持った事により、過去を嘆いたり未来の心配をしたりなど、どんどん今を疎かにして来ました。
それでは決して生きてることの幸せ感を得ることはありません。
動物を見ていて不幸に生きていると感じることはないはずです。
それは今この瞬間に全て生きているからなのです。
人はしかめっ面をして辛そうに生きている人が多すぎます。
それは今この瞬間を生きていないからなのです。
いつか良くなる的な考えを止めること
人は過去に生きることも未来に生きることも決して出来ません。
生きる時間はこの瞬間にしか無いのです。
自分は未来をよりよくするために今を犠牲にして生きているんだ、などと考えている人ほど決して幸せになることはありません。
幸せを感じる次元は今ここで、しかもこの瞬間しか無いのですから。
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