過去に後悔したことがないという人はいないかもしれません。
しかし今の自分は、過去に後悔することがなくなりました。
それとともに、未来が急に輝き始めたのです。
なぜそのようなことが起こるのか、実際に起こった自分の本当の気持ちを書いてみます。
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今に生きることが難しい理由
仏教、ヨガ、瞑想、引き寄せの法則などでも、今を生きなさいとよくいいます。
ほとんどの人は、この「今を生きる」意味と理由が分からないのではないでしょうか。
なぜ人は今を生きられないかを一言で説明すると、それは大脳を持ってしまったからです。
大脳が無ければ昆虫や動物と同じで、今を生きることしかできないし、悩んだり苦しんだり楽しんだりということもできません。
しかし、大脳を持つことにより過去を考えたり未来に願ったりすることができるようになりました。
しまいには、今に生きるよりも過去を嘆き、未来を心配することの方に大半のエネルギーを使うことになりました。
より良い人生を得るために、今をないがしろにして過去の反省をし、未来を予測するようになったのです。
その方が、より良い人生が送れるような気がするからです。
これが、今に生きることを難しくしているのです。
今を生きるということ
今を生きるとはどういうことでしょう。
みんな今を生きているし、そんなの当たり前の事とほとんどの人は考えています。
今を生きるとは、この瞬間の現実に真正面から対峙していくことという表現が一番当てはまるかもしれません。
しかしほとんどの人は、今をないがしろに生きていることにさえ気が付きません。
例えば、歩いている時にほとんどの人は考え事をしています。
昨日上司に怒られたこと、家庭内であった揉め事、転職しようかと迷っていることなど等です。
歩くことは無意識にできるので、頭で色々考える余裕があるので自動的に思考が起こってしまうのです。
これでは今を生きている状況とは言えません。
自動的に思考が起こることが非常に問題なのです。
この自動思考は本当に厄介なことで、ほとんどがマイナスの思考なので考えても結論が出ないことをぐるぐる思考して脳のエネルギーを浪費してしまうものなのです。
本当の今を生きるということは、例えば料理をしている時、ニンジンを切ることに専念して何も考えないということです。
過去の全ての事に意味があり間違ったことは一度もないという気付き
禅の考え方では、「どんな人でも未だかって、ただの一度も失敗したことが無い」と言い切ります。
そんなことは全く理解できなかったし、自分の人生は間違いだらけで失敗・後悔の連続だったずっと思っていました。
しかし、あることがきっかけで大きく自分の考え方が変わったのです。
それは、過去に大好きな女性がいたのですが、付き合うこともできずに知人の男性と結婚してしまいました。
その女性とは付き合うチャンスはあったのですが、自分が傷つくのが怖くて告白もできずに終わってしまいました。
そのことがずっと尾を引いていたのですが、ある時彼女が若死にしたと聞いたのです。
人はひょうきんなもので、彼女と結婚したら自分は不幸になっていたとその時考えました。
そんなことがあった後、坐禅をしていて、過去の全ての事に意味があったと体感したのです。
どんなに悔しくて辛いことでも、彼女との叶わなかった恋を経験したことは間違いではなかったし、自分には最高の薬だったと気付いたのです。
叶わなかった彼女の事だけでなく、今まで失敗したと思っていたことが山ほどありましたが、その経験全てが自分には必要不可欠な経験であったことがありありと理解できたのです。
それらは全て自分を成長させるための経験であったことを。
今を生きる
この経験をしてからは、過去を嘆いたり悔んだりしても意味がないことに気付きました。
何があっても、それが自分には必要なことなのですから。
それに気づくと、未来を心配することも意味がないのです。
例え将来どんなことが起こっても、全ては自分の魂の成長に必要なことなのですから。
これに本当に気付くと、何を考えても意味がないことに気付きます。
それが分かると今この瞬間に100%生き切ることができるのです。
今までは、自分のエネルギーの90%以上を無駄な思考に使っていたのが、この瞬間に100%使えるようになるということは、人生を10倍有効に使えることなのです。
そうすれば輝く未来が必ずやってくることを確信できるのです。
これが私の考える「今を生きる」ということです。
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