ただひたすらに生きる

子供の頃から学校では目標・夢を持てとほとんどの人が教わってきたのではないだろうか。

小中学校時代に描いた夢が叶った人はどのくらいいるのでしょうか。

【SPONSORED LINK】
 

夢は良い事ばかりではない

子供の頃の夢は、叶う叶わないを度外視した夢が多いので、ほとんどの人は叶わない夢を描いたはずです。

例えば宇宙飛行士になりたい、F1レーサーになりたいなど叶わなくはないが確率はかなり低いでしょう。

 

少し大人になってくると、叶う夢と叶わない夢との区別を始めて、叶う確率が高い夢に変わって来ます。

ケーキ屋さんになるとか学校に先生になるなど現実味を帯びた夢に変わってきます。

 

夢を持たせる教育も一つ間違うと、人生を絶望的な見方をする子供達が増えていくのではないでしょうか。

 いくら努力しても夢は叶わないと思う、諦めの境地になるからです。

 

今に生きる知恵

夢とか希望を目指した生き方をすると、どうしても今との付き合い方がおろそかになってしまいます。

この瞬間に集中して生きることが出来なくなります。

 

人は将来なりたい自分の姿のために、色々なことを犠牲にするのが得意です。

例えば、子供時代からあの高校に受かるために、今の楽しみをすべて犠牲にして努力するなどです。

一見素晴らしい生き方に見えますが、このような生き方を長年していると、今この瞬間の充実した生き方が出来なくなってきます。

 

何かのためとか理由を付ける生き方ではなく、ただひたすらに生きることが楽しければ

人生は喜びに満ちてきます。

子供時代の理屈のない楽しい時間がそれなのです。

小学校時代、学校から帰って近所の友達とビー玉をしたりパッチをしたりした人もいると思います。

最近では、友達と一緒にテレビゲームをしたり公園でゲームをしたりするときに、将来を考えたり過去を嘆いたりしながら遊んではいないでしょう。

ただひたすらに楽しいから無心で、そのことに集中しているはずです。

その時には、時間も空間も存在していないのです。

ただ、今を楽しんでいるだけです。

あるのは今この瞬間だけです。

当然、悩みも苦しみも何も存在しない瞬間を楽しんでいるだけなのです。

 

人間以外の生き物は、このように今瞬間しか経験することはなく、悩みも苦しみもありません。

しかし、人間は左脳を発達させてしまったので、過去を嘆いたり未来を心配する能力が発達して、また他者と比較をして自分で自分を苦しめる生き方になってしまいました。

 

このように、未来に夢・希望を持ち過ぎることは良い事ばかりではないのです。

人生は今が楽しくなければ未来も楽しくはならないのですから。

最近楽しいことが何もない、喜びに満ちた人生なんて考えられないと嘆いている人は、秋の夜長に思考という一見素晴らしい能力も両刃の剣であることに思いをはせてみてはどうでしょうか。

ただひたすらに生きることが素晴らしいことに、気付くことができるかもしれません。

 

スポンサーリンク