このホームページで一貫して述べていることは、アルコールに依存している人は断酒をするということをなるべく意識するなということです。
それはなぜかというと、その思いを強めてしまうからなのです。
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何かを制限するとその思いが強まる
昔、高倉健のテレビコマーシャルだったと思いますが、好きな異性を忘れようと思えば思うほど忘れることができないといった内容がありました。
これは本当に的を得た言葉だと思いますが、アルコールも全く同じなのです。
アルコールを止めなければならないと思えば思うほど、アルコールが飲みたいという気持ちを強めてしまうのです。
これはアルコールだけではなくギャンブル依存症、薬物依存性などすべての依存症に共通することと心理学的にも認められていることなのです。
現在のアルコール依存症の治し方
現在のほとんどのアルコール依存症を治療する病院では、必ずアルコール依存症の治療は一生涯酒を飲まないことだと言われます。
これはできたにこしたことはないですが非常に難しい方法なのです。
なぜかというと、毎日酒を止めるという繰り返しの思いが逆に酒への思いをより強めてしまうので、心理学的には最も禁酒するのが難しいと言えます。
止めようという強い思いが、酒に対する強烈な意識をもたらしてしまうからなのです。
自分の心を強く持てているときは良いのですが、ストレスに満ちた現在社会に暮らしている以上、必ず何かしらの大きなストレスを受ける時がきます。
そんな時にどうしても心の中に渦巻いていた強い飲酒欲求が表出してしまい、再飲酒することになってしまうのです。
心理学的に理にかなった禁酒方法
最強の処方箋は、断酒を自分に強制するのではなく、飲みたくなった時に自分が今一番成功したいと思っていることに取り組むということです。
酒以外のことで自分が一番したいことを意識していくということです。
この一番したいことは人によって違います。
例えば毎日酒を飲み、酒代だけで月に五万円も使っているのでもったいないな。
断酒を10年間続けると最高級の外車が買えるぞでもなんでも良いのです。
酒以外の自分で最もやりたいことしたいことを目標に持つのです。
100万円貯めたら豪華温泉旅行に行って芸者遊びをするぞでも、キャバクラ遊び100回できるぞでもなんでも良いのです。
要するに禁酒とか断酒するという意識をなるべく遠ざけることが重要なのです。
自分がタバコをやめた方法
自分は13年前に禁煙に成功しました。
自分は相当なヘビースモーカーで月にタバコ代で三万円以上使っていました。
もしも20年間タバコを止めて貯金したら1000万円貯まるなと考えました。
1000万円貯まったら家を増築したり高級外車も買えるし、世界一周の豪華な旅もできる。
しかも健康の心配も無くなるんならこんな素晴らしい貯金方法はないぞと考えました。
そうすると30年間以上続いていたヘビースモーカーも一度で禁煙に成功しました。
もちろんそれまでは100回以上禁煙に失敗した経験がありましたが、その時はいつもタバコは健康に悪いから吸わないようにしようと、禁煙することばかりに意識を集中したために失敗していたのです。
コツはタバコを吸いたくなった時に、今吸わなければ20年後に1000万円たまり好きなことに使えるぞという思いが禁煙の原動力になったということです。
人間の心は裏腹
世の中にはこだわる人がいるものです。
健康オタクもそうです。
毎日健康に良いもの、有機自然食品しか食べない人がいますが、そんな人に限ってガンになったりするのです。
なんでこんなに体に良い食品にこだわってきたのに何故なのと。
世の中で一番大切なものは愛だ、仕事なんかより家族の愛が大切だ、子供を良く育てることが人生で一番大切だなどと言ってる人が夫婦仲が悪く子供も非行に走り家族が崩壊したりするのです。
皆さんの友人などで同じような人がいるのではないでしょうか。
これは全てこだわっていることが、自分の手から逃げてしまう典型なのです。
禁酒も全く同じことなのです。
禁酒と戦うことを止めることが一番重要なのです。
酒を止めようと思うことが皮肉なことに一番悪いことなのです。
禁酒断酒で一番大切なこと
酒飲みはアルコールが切れた時に非常に不快な気持ちになります。
自分の場合はうつ状態でした。
そのうつ状態を飲酒により改善しようとするから依存症から抜けることができないのです。
その精神の辛さが座禅することにより軽減できたことが一番の座禅することの励みになり、その結果断酒することなしに禁酒で依存症を克服できました。
幾度もこのホームページで述べてますが、座禅することによりセロトニンが出てうつ症状が改善できることを知ったからです。
下記を参考にしてみてください。
皆さんも座禅という一円もお金のかからない方法で依存症を治してみませんか。
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