アルコール依存症になる前に考えること

お正月も終わり、アルコールに依存した人が確実に増えていることと思います。

連休になると禁酒する人は減り、職場に行かなくて良いので朝から飲酒する人が増えるからです。

前日の新年会の深酒のため極度の二日酔いになり、その苦痛を和らげるために朝から飲む癖が付く人も連休には多くなります。

アルコール依存症予備軍から本格的なアルコール依存症になるのも、こんな連休の連続飲酒が原因になる事がほとんどなのです。

その結果、心はどの様に変化して行くか自分の経験から書いてみたいと思います。

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ストレスからの解放

今は何処の職場もストレスだらけで、休日が唯一のストレス発散の機会になっている人がほとんどだと思います。

特に冬の間は趣味のスポーツなどの機会が減り、どうしてもストレス発散ができなくなります。

そんな時期はストレスも溜まるため、新年会などでもつい深酒になってきます。酒に飲まれて深夜まで飲酒して朝帰りなってことも起こりやすい時期なのです。

そんな朝は当然辛い二日酔いに悩ませられることになります。

そんな時に、正月であれば朝にお神酒など少し飲んだら急に体が楽になる経験をします。

その味を覚えたら休日などは、次第に辛い二日酔いの時は朝から酒を飲む癖が付いていきます。

 

平日は仕事があるために何とか耐えますが、休日の場合は朝から飲むことが習慣になっていきます。

朝から飲むことは本当に身体も心も楽になるために、ストレスが解放されたような気がするからです。

 

楽しみを感じられない心

朝から飲む習慣がつくと、ほとんどの人はアルコールが切れた時に何とも言えない不安感に悩ませられることになります。

何をしても楽しくないし、今まで大好きだった趣味もまったく興味が湧かなくなってきます。

子供好きだった人も自分以外に関心が向かわなくなり、平気で子供との約束を破ったりします。

そうなるとすべてが悪循環になります。職場、家族の関係がうまくいかなくなりさらにストレスが溜まり、それを解消するためにさらに酒にのめり込んで行くことになります。

 

不安感の正体

現在、医学的にこの何とも言えない不安感の原因はセロトニンの欠乏だと解明されています。

アルコールを常習することで脳内物質のセロトニンが欠乏して、うつ病のような症状が現れるからです。

アルコールの摂取を止めるとセロトニンの量も増えて行き正常な心の状態になることも分かってきました。

このセロトニンの欠乏による不快感が、アルコールを更に必要とする体になっていくという悪循環の始まりなのです。

 

不安感を解消するために

セロトニン分泌を正常にするためには禁酒または節酒するのが一番近道です。

坐禅とかヨガなどにより正常に戻すことはできますが、飲酒量が多くなると追いつかなくなります。

アルコールを飲めば飲むほどセロトニンが欠乏しますので心は悲しみに包まれていくのです。

お正月に連続飲酒した人もまだ大丈夫です。

今週から週休二日の休肝日を作り少しずつアルコールを少なくすることができれば、正常なセロトニン分泌量に戻ることが出来るのです。

いきなり禁酒すれとは決して言いません。

その結果、過去にどれだけの人が禁酒に失敗して落ち込み更なる再飲酒に走ったことか。

何とか週に2日だけ禁酒することに専念して節酒を心がけてください。

完全なアルコール依存症の人はこれに当てはまりませんが、予備軍の人は必ず自分の力で解決できます。

意志の弱い自分がこれを証明したので断言できます。

完全な依存症になる前に自分の力で治すことが出来るのです。

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