人は普通に生きていると
常に考え事をしています。
例えば顔を洗いながら
今日の職場の会議は憂鬱だ、
昨日のあの上司の言い方に腹が立つ、
子供の怒り方が少しきつかったかな、
などいつも考え事をしていることが
当たり前になっています。
しかも考える内容は、心配事、後悔などの
マイナスのイメージがほとんどなのです。
なぜ人はいつも考え事をしなければ
ならないのでしょうか。
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人間は妄想する生き物
動物は思考することがないので、
いつも今起こっている外部からの対応に
全力を注ぎます。
人間の場合は、大脳新皮質を持ったことにより
考えることができるようになり、
緊急の場合など以外は常に考え事をして
外部の対応を疎かにする傾向があります。
例えば料理を作りながら子供の心配をしたり、
歩きながら今日の仕事の取引先に
うまく対処できるか心配したり、
今行っている行動に専念していないのが
普通ではないでしょうか。
こうなると行動と思考が一致しないために、
いつもうわの空の妄想を描くことになります。
今生きていることが本当に実感出来ないと
感じるようになっていきます。
妄想は辛い現実を作り出す
その妄想も心配事や後悔がほとんどであるために
段々心が萎えていってしまいます。
心の中がマイナスイメージ一色になってしまうのです。
大脳新皮質を持った人間の宿命なのですが、
心を放っておくと必ず心配事などの
マイナスの考え方になってしまいます。
人が狩などで生きていた時代には
外敵から自分の身を守るために
心配事を考えることは大切な
自己防衛反応として有効でした。
しかし現在のような平穏な時代には、
心は暴走してしまい考えても仕方がない事まで
心配するような使われ方になってしまったのです。
明るい思考をすると現実も明るい現実に
なっていきますが、心配後悔などの暗い思考を
することは現実もそのような不本意な現実に
近づいていくことになります。
行動と思考を一致させる
今行っていることに専念して、
心もそれに集中していくと
余計な雑念が湧かなくなるので
脳も省エネ思考になり、
エネルギーを消耗しない生き方ができます。
そうなると不思議なことに、
今行わなければならない最善の直感が湧いてきて
全てのことが上手くいくようになってきます。
このように人間の脳の可能性は
計り知れないものがあります。
人は実は考えない方が直観力も鋭くなってきて、
全てが上手くいくようにできているのです。
考えて良い方向に行くことができるならば
いくらでも考えて良いでしょう。
しかし人間の考えることは、
ほとんどが考えても仕方がない事ばかり
考えているのも事実なのです。
坐禅は考えない良いトレーニング
坐禅などの瞑想をすると
だんだん余計な雑念が湧かないように
なってきます。
まさに今を生きる最高の練習方法なのです。
そうすると世の中の見え方も変わり
新しいワクワクした世界が広がっていきます。
2000年以上前から坐禅などの瞑想法が
今まで延々と続いているということは、
人間のために何か素晴らしいことがあるから
それだけ長い期間続いているのです。
皆さんも坐禅をして直観力優れた
新しい人生を歩んでみませんか。
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