禁酒日記 13日目

こだわらない心

禁酒生活もいよいよ終盤になり、

酒を意識することはほとんどなくなった。

 

以前は、朝職場に行った時から

晩酌のつまみは何にするかとか、

夜にビールを美味しく飲むために

昼食はあっさりしたものにしようとか、

アルコールの事を常に中心に考えていた。

居酒屋で宴会がある日は、

昼食を抜いてすきっ腹で最初のビールをキュッと

美味しく飲もうなどと常に考えていた。

過去からの決別

こんな生活が長年続くと慢性的な栄養失調に

なっていたと思う。

それが益々精神状態を悪くしていって、

さらに酒の量が増えるという悪循環だった。

こんな風に、自分の過去を冷静に振り返ることが

出来るのも禁酒と坐禅のおかげである。

酒に飲まれている時は、

働いた金で好きな酒を好きなだけ飲んで何が悪いと

常に自分を正当化することしか出来なかった。

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