人生に夢とか希望は必要なのか

人は皆、子供時代から夢や希望を持って

目標に向かって進みなさいと言われ続けてきました。

本当に夢とか希望を持ち生きていくことは必要なのでしょうか。

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欲望は良いことなのか

夢と希望にあふれる人生。

人は知らず知らずにそんな人生が理想だと

思い描いて来たのではないでしょうか。

そして実際大リーグで大活躍した

イチローのような選手を思い描き、

人は目標に向かい努力したら

夢が叶うと思ってしまうものです。

 

将来なりたい自分に向かって努力するとは

聞こえは良いですが、一つ間違えば

人生が狂ってしまうこともあるのです。


エゴという夢

たとえば子供時代に、

将来お金持ちになりたいという夢を

描いたとします。

それ自体は自然な思いに見えます。

しかしお金持ちになって良い家に住んで

楽して暮らしたいということであれば

100%自分の欲望に過ぎないのです。

 

この思いの裏には、人より裕福になりたい、

人より楽したい、人に羨ましがられたいなどの

自分の我を満足させるだけの考えしか

入っていないのです。

 

目も前にあるお菓子を独り占めにして

全部食べるのと同じことです。

そうではなく将来お金持ちになって

老人ホームを作り、独り暮らしの老人のために

役立ちたいという思いであれば

それは立派な夢と言えるでしょう。


幸せになる人と不幸になる人の違い

芸能界・スポーツ界などで、

若い頃は華やかな活動をしたが

晩年は見る影もなく落ちぶれ

不幸を絵に書いたような人生を送る人がいます。

 

逆にそれほど目立った活動はしなかったけれども

幸せな晩年を送っている人もいます。

それと同じく、我々のような一般市民であっても、

芸能界のように騒がれることが無いので

気づきづらいのですが同じことが起こっています。

 

若くして事業を起こし社長になり大成功をおさめたが、

晩年は寂しく悲しい人生だったなどです。

少し前に和歌山のドンと騒がれた人も

そんな人生ではなかったでしょうか。

 

自分の利益のためだけを思い成功した人は、

その夢が叶ったとしても

幸せな気持ちをほとんど感じないはずです。

それどころか放漫になり

人を見下す人になってしまうこともあります。

そしてますます人から嫌われる人間になっていくのです。


夢と希望の良し悪し

社会生活を長く送った人は必ず気づくはずですが、

周りの事を考えないで自分の利益しか考えない人は

必ず落ちぶれていきますよね。

いわゆるエリート官僚・政治家などは

その代表的なたとえです。

皆頂点を極めたとたんに奈落の底に

落とされることはよくあることです。

 

最近も大臣・副幹事長が辞任したようにです。

そんな人は我に走りお菓子を独り占めした

人たちなのです。

そんな人は最後まで皆に慕われて生きることは

出来ないのです。

身勝手に自分のことしか考えてこなかった人に、

周りの人は常に反感を持っているものです。

少しでも隙があると一気に立場が逆になってしまうのです。


そうではなく夢と希望を持ち、

それを少しでも社会とか周りに還元できるような心があれば

末永く花開いていくのです。

すなわちお菓子をみんなで仲良く分かち合うことが

できているからです。

 

夢と希望は生きるための原動力として大事なものです。

しかしその内容が自分の事にしか向いていなければ、

皆のお菓子を独り占めにして

ひんしゅくを買ってしまうことと同じことになります。

その見極めは非常に難しく

勘違いをすることも多いので気を付けなければなりません。

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