人生には旬があります。
勉強する時期、働く時期、出産する時期など
生命として４０億年生きてきた結果として、
より良く機能するためのベストな時期が
埋め込まれていると言って良いでしょう。
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地球の旬
地球が誕生して４６億年と言われています。
その長い年月が経過する中で生命が生まれ、
そして進化して最も環境に適応してきたものが
人間を含めて今現在生存する生き物たちなのです。
体調２０メートルもある恐竜が
環境に適応して生存していた時も
間違いなく過去にはあったのです。
しかし何らかの原因で地球に適応できなくなり
滅亡したのです。
地球の歴史的に見ても
生物的な旬が存在していると言えるでしょう。
生命の旬
例えば７０歳の人が語学に目覚めて
英語を一生懸命勉強したとしても、
１０代の人に比べて効率は
５分の１以下になるでしょう。
植物にしても冬場に温室で育てられた場合、
通常よりも栄養価は５分の一以下という
研究結果もあります。
このように、その生物に最も適した
時期というものが形成されて、
効率よく機能しているから
生き残っているとも言えるのです。
良いタイミングを旬という
生命活動だけではなく、
人が食べるタイミングも最近話題になっています。
野菜を先に食べると血糖値が上がらないとか、
食べ合わせも重要だと言います。
スポーツ時の栄養をとるタイミングなども
研究されています。
例えばマラソンランナーが走っている時、
いくら栄養価が高いドリンクであっても、
走り始めて汗もかかないうちに飲んだとしても
吸収率は悪く効率的ではありません。
後半の３０キロを超えてエネルギーが底をつく頃に
体に入れてやると非常に効率的に吸収されて
記録も伸びることが分かっています。
また病気と聞くと嫌なものとして
避けて通りたいと誰しも考えますが、
病気にも旬があります。
その人の生命力を全うさせるために
一番有効に身体を働かせるよう病気が発生して
免疫力を高めてくれるのです。
このように全てのことに旬が大事だということです。
人生の旬とは
一人の人生にも色々な旬があります。
言葉を覚える、勉強する、恋愛する、
就職をする、結婚する、親になる、
転職をする、離婚をする、退職をするなど
決断しなければならない時期も沢山あります。
例えば転職をする時にどのタイミングで会社を辞めるのか
悩むことがあります。
配偶者と上手くいかず別れたくても踏ん切りがつかず、
腐れ縁になっている人もたくさんいます。
そんな人たちがいつ踏み切れば良いか悩みに悩んで、
結局失敗してしまうこともよくあることです。
そんな時、何を頼りに決断すれば良いのでしょうか。
旬の時期の見つけ方
物事には初めと終わりがあります。
植物が春に芽を出し夏に花を咲かせ秋冬と散って行き、
また春に芽が出る。
それは自然なことで物事は必ず流転するものです。
日本のように就職したら同じ会社に定年までいるのは
世界的にも珍しいことですし、
離婚率が低いのも世間体などを気にして
踏み切れない人が多いからだと言います。
そんな中での決断の時に指針になることがあります。
それは納得することです。
転職するにも色々な理由があります。
仕事が合わずどうしても好きになれない、
人間関係が上手くいかず心機一転したい、
自分の力を試して見たい、
体の調子が悪く毎日辛いなど
さまざまな理由があるでしょう。
どんな理由であれ、転職する時に一番重要なことは
今までしてきたことに納得したかです。
先の仕事の規模とか給料の心配ではなく、
今の状態を納得して終わらせてあげることが
未来を切り開いて行く時の一番の原動力になるのです。
仕事が合わず上司に部署を変えてもらったけど
それでも無理だった。
人間関係が上手くいかず毎日が針のむしろで
心理カウンセラーなどに相談し手を尽くしたが
ダメだったなど、充分努力をして最善を尽くしても
ダメだったということであれば、
それは変化する旬ということなのです。
何もしないで嫌だからという理由で辞めるのなら
永遠に定職にはつけないでしょう。
植物も花が実り熟し支えきれなくなった時に
枯れて次に備えるのです。
同じように人間社会の物事も、
心の底から納得した時が決断の旬の時なのです。
利害関係とか自分の我欲によって決断された物事は、
決して花が咲くことはないでしょう。
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