最近芸能界、公務員など薬物依存で逮捕される人が続出しています。ある研究者によると薬物依存で捕まる人は氷山の一角で、一般の人にも薬物依存がかなり蔓延していると言います。
世の中が複雑になり益々ストレスが溜まり、その発散のために今後も様々な依存症が増加するのではないかと言われています。
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依存症になる人のタイプ
依存症の種類は数百あるといわれています。
買い物依存からギャンブル、アルコール、薬物、甘いもの、糖質など切りがないほどたくさんあります。
依存症になりやすい人のタイプは様々ですが、一番多いのがストレス解消のためだと言われています。
職場、家庭などでストレスを抱えてしまい、その発散する方法が分からずに溜めこんでしまい誘惑に負けて依存してしまうといいます。
コカイン、ヘロインなどの薬物依存も以前はやくざとか暴力団関係者に多いイメージでしたが、今はごく普通のサラリーマン、公務員、主婦などに蔓延しているといいます。
アルコール依存症になるタイプ
アルコールは禁止薬物でないために誰もが買うことができます。
そのためにほとんどの人はアルコールの身体の害と依存性について楽観的な考えをしてしまいがちです。
しかしその害と依存性は大麻やLSDなどより多く、一度アルコール依存症になると自力で立ち直ることは難しいといわれています。
アルコール依存症患者は予備軍も含めると1000万人以上いるとされています。
その中で約450万人は治療が必要な患者だといいます。
普通の会社員がストレス発散のために居酒屋に行き、上司の悪口を言う姿は何処の街でも毎日繰り広げられていますが、そんな人の5人に一人はアルコール依存症か予備軍の人たちだということです。
薬物に較べてアルコールは簡単で合法的に手に入れることができるので、気づかないうちに依存症になっている人が多くいます。
ストレス発散で飲んでいるうちに、知らず知らずに依存症になっている人がたくさんいるということです。
依存症は幸福を感じることに似ている
例えば受験勉強をしている時は誰もが辛いものです。
しかし猛勉強の末希望する大学に受かった場合、飛び上がるほどの幸福を感じます。
しかしそんな喜びもすぐ色あせて、夢と希望に満ちていると思っていた大学生活も普通の日常になってしまい、退屈な喜びのない日々に変わっていきます。
依存症も同じことがいえます。最初は数百円の買い物で満足していた買い物依存症の人も、それでは満足できなくなり一万円、五万円と際限なく上がっていきます。
薬物・アルコール依存症の人も最初はコップ一杯のビールで満足していたが、それでは物足りなくなりどんどん量が増えていき一升も飲まなければ満足しなくなるのです。
そして体を壊し、精神を病みその苦痛を感じなくするために毎日欠かさず浴びるように飲むことになるのです。
幸福を求めてもそれを手に入れてしまうと幸福感は感じますがすぐ色あせてしまい、更なる幸福を求めてしまい際限がなくなりますが依存症も全くそれと同じことなのです。
ストレスを発散し依存症にならないために
心理学的に依存症になる人はアダルトチュルドレンの人が多いとか色々言われています。
しかし自分の体験から言ってあまり難しくあれこれしようと思わないでシンプルに考えることです。
ストレスを溜めないことと夢中になれる趣味を持つことです。
この二つは連動していて夢中になれる趣味を持つことにより普段のストレスも軽減されます。
なんだそんなことかと思われた人もいると思いますが、本当に夢中になれる趣味を見つけることは実は大変難しいことなのです。
趣味は健全なものでなければならならないのは当然のことです。
例えばギャンブルを趣味にしてしまっては依存症を一つ追加することになってしまうかもしれません。
夢中になる趣味とは言い方を変えるとそのことに依存するということです。
たとえばトレッキングに夢中になって依存して毎日歩いたとしても、膝が痛くなれば休むことは容易にできるはずです。
これを健全な依存と言います。
アルコール依存症になる人は仕事から帰ってきてもやることがなく、暇だから酒を飲むのがきっかけで深みにはまってしまう人が多いのです。
夢中になれる趣味が見つからない人は子供時代にしていたことを思い出してみるのも良いでしょう。
子供時代は純粋なので自分が本当にしたいことしかしなかったはずなのです。
すでに依存症になってしまったと自覚した人は専門の病院に行くことです。
しかし自分の経験からも病院に行くことは世間体などもあり、なかなか踏ん切りが付かないものです。
そんな時はまず坐禅がお勧めです。
自宅でできるしお金は一切掛かりません。
坐禅をすると脳からセロトニンが出てストレスが溜まらない体質になってきます。
そして何よりも強靭な意志力が付いてくるのです。
セロトニンについては下記を参考にしてください。
病院で入院して依存症を治療したとしても意志力が無ければ入退院の繰り返しになるだけなのです。
依存症治療に一番大切なことは最終的には強靭な意志力を身に付けることしかないのです。
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