職場の同僚、友人、近所の人、親戚など、
人はよく妬み心を持つものです。
人は物心が付いてから、自分と他人を比較して
優越感を得たり劣等感を感じたりして
忙しなく心を使い生きています。
優越感を得たら心が安心して、
劣等感を感じたら心が苦しくなり、
常に相対的に自分の立場を確認して
一喜一憂しているのです。
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価値観の違い
途上国に旅行などで行くと、
現地の貧しい生活を見て、
なぜもっと頑張って働いて
裕福になる努力をしないのかなどと
思ってしまうものです。
しかしそこに住んでいる人は
その状態に満足して、
楽しみを持って生きているのです。
経済的な貧しさよりも
日々の生活の一瞬一瞬の楽しみを優先して
生きていると言えるでしょう。
このことは他人と比較するような嫉妬とか
妬みの気持ちが少ない生き方といえるでしょう。
嫉妬の構造
日本人は皆同じ価値観を持っていると
よく言われます。
また貧富の差が少なく
皆中流意識を持っているともいわれます。
実はこのことが過度に他者と比較する
構造にもなっているのです。
貧富の差が極端に大きければ
嫉妬する気持ちにはならないのではないでしょうか。
そうではなく他者との差がほとんどない場合、
競争心もそそられて自分よりも優っていることに
目くじらを立てて嫉妬、
妬みの心がより湧いてくるのです。
他者と比較する心
自分の生きる道に迷いがなく、
日々ワクワクして生きている時には
他者と比べる必要もなく
嫉妬心は出てきません。
しかし自分の生き方に自信が持てなかったり、
将来に不安が見えたりした時に
人は他者と自分を比較して妬み心を起こすのです。
簡単に言うと自分の心の状態により
妬む妬まないは左右されるのです。
人生の波
人は常に順調に生きることはできません。
歴史を見ると分かりますが、
どんな人の人生でも塞翁が馬と言うように
良いときも悪いときもあるものなのです。
良い時には人を妬まず、
悪い時は人を妬んで
それを自分の原動力にすれば良いのです。
妬み心も全てが悪いわけではないのです。
それを利用して自分を変える材料に
することができるのですから。
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