ネット依存と酒
40歳代に入り、インターネットが世間で始まりだして、酒を飲みながらのネットサーフィンが始まりました。
仕事、食事と風呂以外はネットをしている、いわゆるネット依存所にもなっていました。
土日も朝から酒を飲みながら、1日中ネットをするというアルコールとネットの両依存症になっていました。
独身独り暮らしのため誰にとがめられることもなくそんなことが5年以上続きました。
酒とうつの日々
45歳くらいになった頃から、ネット依存症は収まりましたが、どうしようもない憂鬱感がさらに増していき何をしても楽しくない、苦しいとただ酒を飲むことだけが生き甲斐になっていました。
職場にいること自体が苦痛というか針のムシロのような状態になっていき、レジャーなども極力避けるようになっていきました。
しかし、世間の体裁などでなんとかズルで職場を休むことも年に数回と極力普通を装って、ただじっと夜になって飲めることを楽しみに生活しているという状態でした。
隠れアルコール依存症です。
お正月、ゴールデンウイークなどは朝からの連続飲酒が続き、5連休であろうが9連休であろうが飲みっぱなしでほとんど記憶のないままあっという間に休日が終わりました。
しかし、休日明けは地獄の出勤が待っていました。ものすごい、憂鬱感、死んでしまいたいような絶望感、人生嫌になったと心の中で常に叫んでいました。
ブラックアウトの恐怖
しかし、何とか職場には行っていました。
というのは、仕事を辞めてしまえば当然収入はゼロになり、飲むことが出来なくなると心の奥底で計算されていたからです。
職場に行っても、部下などに仕事を任せてほとんど仕事をしないで過ごすようになっていました。
今考えると、職場でも生きた屍のような風貌だったのでしょう。
そんな状態なので、外で飲み会があった時などは、朝起きたら顔中血だらけで何が起きたのか全く記憶がない、家の中のガラスが割れているなどが続き、自分自身に恐怖感を覚えるようになっていきました。
50歳代になり、外に飲みに行っても後半はほとんど記憶がないために、怪我をしたり犯罪でも犯すのではないかと本当に不安になり、家で飲むことが中心になっていきました。
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