2週間の禁酒生活を終えて

禁酒の肉体的効果

本当に身体の調子は良くなった。

肉体のエネルギーの持ちが良くなったと言うか、夕方になっても疲れはそれ程感じない。

おそらく内臓全体の機能が正常に戻ってきていると思う。

食べ物の消化効率が良くなり、自動車でいうと燃費が良くなったということだ。

出る方も、下痢は全くなくなり無駄のない栄養吸収がなされているようだ。

何を食べても美味しく感じるのは、すべての内臓機能がより正常に働くための触媒のようなものかもしれない。

禁酒の精神的効果

精神面では、以前は何か得体のしれない焦燥感があったが、今はすごく穏やかである。

睡眠に関しては、まだかなり波があり、不眠の時とよく眠れる時が交互に来るようで不安定である。

しかし眠れなくても、以前に較べると朝の目覚めは格段に良くなっている。

長年の飲酒により、体も精神もかなりダメージを受けているが、体の回復は比較的短時間で正常に戻ることが実感された。

しかし、睡眠の質などの精神面に関しては、本当に少しずつしか回復しないだろう。

これは坐禅を取り入れて、長時間かけてじっくり取り組まなければならないと思っている。

伝言

2週間の禁酒生活を終えて、特に中年のアルコール依存症予備軍の人たちに言いたいことは、楽しく酒を一生涯飲むためには、必ず週に2回は休肝日を作ることである。

そして年に数回2週間程度の連続禁酒も取り入れてほしい。

酒の素晴らしさ

好きな居酒屋さんで美味しい魚をつまんで酒を飲む楽しみを捨ててしまったら、何の人生なのか分かりません。

適度に酒を飲むということはすごく素晴らしいことなんだと再認識することは、禁酒をして自分の身体をメンテナンスするための原動力になるのです。

医者の間違い

依存症になり断酒のために入院した場合、医者は患者に酒の害を徹底的に叩き込む。

そして「酒に手を出したらあなたは死にます、一生涯断酒をするように」と必ず言う。

これが依存症患者の回復率が上がらない原因なのです。

希望のない強制は失敗する

一生涯もう酒を飲めないというのは、希望のない強制です。

原動力となるものが零です。

生涯続く我慢比べのようなもので、続けられる人は余程の意志力を持った超人しかいません。

ほとんどの平凡な人は長年の間に、ふっと気が緩みスリップ(再飲酒)してまた断酒する繰り返しではないでしょうか。

その繰り返しは辛く苦しいものになります。

人の意志はそれ程弱いものなのです。

酒が飲めることに感謝する心

一見逆説のようですが、酒を飲む素晴らしさを本当に実感した人は、自分の身体を粗末にしなくなります。

その根本的な潜在意識が禁酒をしたり断酒をするエネルギーになるのです。

いつまでも酒と付き合っていきたいと思う心は、本当の親友との付き合いに似ています。

無二の親友は、表面的には喧嘩をしても必ず仲直りをしたいと思います。

酒も同じことで、禁酒をしてもいつかはまた飲むぞとなるのが人というものなのです。

アルコールに依存している人は、酒の素晴らしさを完全に忘れてしまっているのです。

そんなことはないと思うかもしれませんが、自分の依存していた時の実感です。

アルコールに依存している時は、酒を美味しく感じることはほとんどありません。

風呂上がりの最初のビールくらいは美味しく感じますが、そのほかの飲酒は禁断症状を感じなくしたりするだけの薬のような役割になってしまいます。

内臓が悲鳴をあげて酒を飲みたくないと言っているのに、禁断症状を無くすために飲まざるを得ないと言った感じです。

早めの気づき

一年中休日なら休日の有難味も分からないでしょう。

働いたり休んだりと、単調でないメリハリのある人生が一番幸せな人生ではないでしょうか。

酒との付き合いもそれと全く同じです。

特にアルコール依存症予備軍の内に、何とか休肝日・年に数回の長期禁酒・坐禅等を取り入れて正常な人生を歩もうではありませんか。

結論

何はともあれ、又酒が飲めるのはこよなく嬉しい。

適度な飲酒で、体を大事にし末永く酒と付き合いたい気持ちで一杯である。

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