誰しも人生の中で一番叶えたい夢を持っているものです。
それを叶えるために人生の全てを犠牲にする人さえいます。
夢を叶えることはそれ程重要なことなのでしょうか。
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世界的なスイマー
昨年の水泳アジア選手権で最優秀選手となった有名な日本人選手がいました。
来年の東京オリンピックでもメダルは間違いないと言われていたのですが、今年の初めに白血病と診断されました。
白血病が完治するのは通常数年かかりますから東京オリンピック出場はかなり難しいといわれています。
異常な執念
昨年、その選手の子供時代の取材番組がテレビで放映されましたが、まだ数歳なのに泳ぐことに異常なくらいの執念を持っていて将来有望であろうという内容でした。
小学校から本格的な練習が始まりましたがその練習はかなり厳しかったようです。
しかし本人は練習で苦しいと思ったことはないと言っていました。
子供時代から水泳の練習に明け暮れていたために、自分でもどのような状態が辛いのか分からなくなっていたのではないでしょうか。
ストレスが病気を作る
最近はテレビで毎日のように健康番組をやっています。
遺伝子研究などによりガンの治療法が見つかるのも時間の問題と言われています。
そんな中で病気のきっかけを作るのはストレスが原因になることも解明されてきました。
糖尿病、心筋梗塞などの成人病からガンまで全てストレスが関係しているという医者もいます。
白血病になった水泳選手も、以前は最高の健康状態だったけれども、大会で優勝するにつれて周りの期待を裏切れないという目に見えないプレッシャーがかかりストレスを溜め込んだのではないでしょうか。
病気になり、始めてストレスがかかっていたことに気付いたかもしれません。
夢は叶えば幸せなのか
誰しも夢は叶えたいと思っています。
ましてや自分が一番叶えたいと思う夢はなおさら叶えたい気持ちが強いものです。
そしてその夢が叶えば絶対幸せになれると誰しも思います。
そこに落とし穴があるのです。
芸能界などを見ていると分かりやすいのですが、頂点を極めた人で本当に幸せになった人はほとんどいないはずです。
日本では裕次郎、美空ひばり、大原麗子、外国ではプレスリー、マイケルジャクソン、ホイットニーヒューストンなど上げればきりがないほど沢山の人達がアルコール依存症・薬物中毒などで早死にしています。
一般の人であっても話題にならないだけであって、一見成功を収めたような人でも後半生で家族を含めて不幸になっている人は数多くいます。
もちろん全てが不幸になるというのではありませんが、普通の人より多くいると感じられます。
一番叶えたい夢は叶わない方が良い
自分にとって一番欲しかったものが手に入らないからこそ人は輝き魅力的になるのです。
想像してみてください、一番欲しかったものが手に入ってしまうとその先どこに向かって行けばよいのでしょうか。
普通のことでは満足できない心になってしまうのです。
夢が叶わなかったことによるその経験があったからこそ、人間的にも成長して人の痛み、悲しみが分かる人間になれるのではないでしょうか。
実は叶わなかった夢があるから人は成長できるのです。
叶わなかったことに嘆き悲しむことも次のステップに進むためには必要なことですが、何より大切なことはその悲しみを腹の底から経験して、人の悲しみを本当に分かるようになることではないでしょうか。
夢はたくさん叶えてきた
人は誰でもたくさんの夢を叶えてきているのです。
そして過去の叶った夢に感謝すること。
叶えようと思わなくても叶った事が過去に沢山あったのです。
それは夢が叶ったことと同じなのです。
ただそれを夢と思わなかっただけです。
あなたが簡単に叶えたと思っていることでも、他人には叶えられない夢ということもあります。
例えば結婚している人にとって結婚なんて当たり前にすることで夢を叶えたとは思っていないはずです。
しかし結婚したくてもできなかった人には、結婚は叶わぬ夢な訳です。
そう考えると普通の人はかなりの夢を叶えていることになるのです。
ただそれを夢と思わなかったから不満が残るのです。
それに気づくとある夢を夢と考えるか考えないかによって、叶う叶わないは決定されることになります。
夢を叶えることをそれほど重要なこととしてとらえるから深刻になるのです。
人生で一番欲しいものは手に入らない方が幸せだと気づくと、急に人生が拓けてくるのです。
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