頑なに生きるということ

頑(かたく)なとは頑固なことである。

頑なに生きることとはどういう生き方なのでしょうか。

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頑なである人

職場の先輩で非常に几帳面で仕事もきっちりして、

周りにも信頼の厚い人がいました。

しかし40歳代後半ですい臓がんになり、

発症から1年足らずで亡くなってしまいました。

 

部下の面倒見も良く多くの人に慕われていたので

皆のショックは大きいものでした。

その後、知人の50歳代後半の人が数人

同じようなガンになり次々と亡くなっていきました。 

 

共通点

皆近しい人たちだったので

色々考えさせられることも多くありましたが、

その人たちに共通していたことが一つありました。

 

それは頑なに生きていたことです。

人から嫌われるような頑なさではなく、

仕事などに有効に働く「こだわり」と言った方が

近いかもしれません。

 

そのこだわりがその人の自信の表れに思えたし、

頑固爺的な窮屈さもなく心地良いものでした。

 

現代の頑なとは

頑なとは辞書を引くと、

「意地を張って自分の主張や態度を変えないさま、頑固」

などと出てきます。

 

若くして難病で亡くなった人達は、

この意味とは全く違う生き方をしていたと

感じていました。

 

しかしその後家族などから話を聞くと、

頑固で思い込んだら中々主張を変えなかった

と言う話を聞きました。

 

ある時気付きましたが、

彼らは今風の頑なさを持っていたということです。

 

どういうことかと言うと、

皆に嫌われないように

周りに気を遣った

頑なさだったということです。

 

心の奥底に頑固さを持っていながら、

それを出したら嫌われると思いながら

表に出さないで生きることは

さぞかしストレスになったことでしょう。 

 

頑なな心の正体

人は時と共に考え方が変わることが

自然ではないでしょうか。

20年前の考え方と今が全く同じであるということは

進歩がないとも言えます。

 

高僧などが人生は柳の木のように

しなやかに生きることが大事だとよく言います。

自分の考え方にこだわって固執することは

自分の器が小さいことの表れなのかもしれません。

心が丸くなるとは弱そうに感じますが

実は一番強い生き方なのです。

 

自分でも気付かないストレス

本来頑固な性格の人が、

それを前面に出したら組織の中で

やっていけないと思い、

心に秘めて生きていくことは

かなりのストレスになります。

 

しかも長年そのような生き方をしていると、

それが普通になりストレスと感じられなくなるのです。

と言うかマヒしてしまうのです。 

 

病気の正体

後天的な病気の多くは

ストレスとかなり関係があります。

医者は患者の性格は分からないので

気付きにくいのですが、

長年職場などの人間模様を見ていると

性格と病気の不思議な因果関係が見えてきます。

 

問題は現在の複雑な人間関係があるために、

皆自分の本心を心の中に押し込めて

生きることしかできずに、

それをストレスとも感じないで

生きてしまうことなのです。

 

特に本来頑なな人がそれを押し込めて

世間に合わせた生き方をしてしまうと

難病になる人が多いように感じます。

そのことが思いもよらないくらいの

ストレスとなるのです。

 

子供時代から周りに合わせて生きることしか

できなかった我々。

そんな心の奥底に気付くことはなかなかできないものです。

 

長い秋の夜長、

坐禅をして本当の自分の心の奥底にあるものに

心を這わせてみませんか。

 

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