ある程度の歳になってくると、若い時に受けた理不尽なことであっても、その後の人生において重要な意味があったことに気づくことがあります。
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点と点がやがて面になる
点と点が結ばれて面になるといいますが、その時には全く気が付かないけれども、後で振り返ると糸と糸が折り重なって織物ができるように見えてくることがあります。
あたかも誰かが仕組んだ物語のようになっていると思うことさえあります。
ある有名な禅僧が曰く「どんな人でも未だかってただの一度も失敗したことが無い」
と言いきります。
それは一時期失敗したと思うことでも、将来必ずそれは何かと結びついて実を結ぶということです。
出会いの不思議
人との出会いでも、不思議な縁はたくさんあります。
特に夫婦の関係では、あたかも生まれる前から約束してきたような縁もあります。
失敗したような結婚もあるし、人もうらやむような幸せな結婚生活を末永く送る人もいます。
どのように見える結婚生活であっても、有名な禅僧が言うように失敗はないのです。
どのようなことが起こったとしても、その生活の試みによって必ず自分の欠点が改善されて無駄なことが起こらないということです。
その出会いによって人生の意味を考えさせられる縁もあります。
その人とでなければ気づくことができない縁もあります。
病気との出会いにより、本当の自分の生きる道に気づきその後の人生が好転することもあるのです。
どんなことであれ、生きる試みはそれ自体が素晴らしく、失敗に見えても成功に見えてもどちらでも関係ないのです。
成功に囚われなければ人生は非常に気楽になるのです。
どんな縁でも無駄なことは一つも無いと分かれば、怖いものはなくなります。
人との出会いほど人を成長させてくれるものはないでしょう。
一人の人と出会う確率は80億分の1という途方もない稀なことなのです。
それを偶然と片付けるか必然と見るかは人それぞれ違いますが不思議なことに変わりはありません。
未来を紡ぎだす点と点
将来を見据えながら事前に点と点を結ぶということなど、我々には出来ないことです。
どの点とどの点が面になるかすら全く見当が付かないものなのです。
我々に出来ることは、点と点が将来何らかの形で必ずつながると信じることしかないのです。
しかもその点には一つとして無駄なものがないのです。
後から振り返った時それが必然(運命)だったということが理解できるのです。
何かを信じるしかないのです。
それがどのような必然(運命)であろうとも、自分の心に従うことに自信が持てるようになるからです。
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