学生時代の一泊二日の観楓会を兼ねた同窓会に行ってきました。
卒業して数十年が経つというのに人の性格は本当に変わらないものだとつくづく感じました。
そして心と体は繋がっていることも再認識しました。
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普通と違う生き方
学生時代からよく周りに対して文句を言う人がいました。
現在もその当時とほとんど変わらずによく文句を言います。
何かがあると自分以外の外の事が原因であると常に考えているのです。
要は被害妄想の念が強いのです。
文句を言うのは当然本人の口からになります。
その人は10年以上前から呼吸器系の病気になり、どこに行くにも呼吸器の医療器具を携帯して外出しなければならないようです。
もう一人は、かたくなな人です。
かたくなとは頑なと漢字で書きますが、辞書で調べると、意地を張って自分の主張や態度を変えないさま、頑固などと出てきます。
そんな人が学生時代にいました。
20歳前後の時ですから自分とは正反対のそんな人もこだわりがあって逞しいように感じたものです。
一度言い出したら決して折れないし、筋を通します。
よくそんな生き方が出来るなと尊敬の念を抱いたこともありました。
そんな時代から数十年が経ち、今回の同窓会で再会したのです。
すると相変わらず頑なな姿勢は学生時代と変わらず、何でも筋を通した考え方をするのです。
人生も後半になると人は、妥協したり折れたりして周りに波風が立たないような生き方になってゆくものです。
しかしその人は学生時代と変わらない生き方をしていたのです。
色々話しているうちに、内臓の癌になり闘病生活をしていることが分かりました。
社会という荒波
この二人に共通することは自分の考えが常に正しいと思いこんでいることです。
社会生活を数十年も行うと、自分の考え方が間違っていることに気付くこともあるし、相手が間違っていることも経験します。
要は完璧なことは何一つない事に気づくのです。
同じことでも環境や場所が違えば正解になることもあるし不正解になることがあるのが社会なのです。
見方は人の数だけあるということです。
そんな社会に数十年間生きると、人は妥協したり考え方を修正したりして、いわゆる丸い人間に否応なくなっていくものなのです。
それは荒波から自分を守るということでもあるのです。
病気になる人
そんな荒波にも負けずに自分という生き方を通すことは大変なエネルギーがいるはずです。
先ほどの二人もそんな荒波を受けたにもかかわらず、変わらないということは膨大なエネルギーを社会で使っているということになります。
一言で言うと保身のために使っているということです。
相手とぶつかっても周りと上手くいかなくても変わらないという生き方は、本当に辛い生き方になるのではないでしょうか。
そんなエネルギーの浪費と精神的ストレスが免疫力を下げることは今の医学では常識になっています。
この二人は病気になって当たり前ということです。
若い時なら免疫力は旺盛なので少々のストレスには対処できるでしょう。
しかし人生も後半になる人には多大な障害になります。
世の中にはそんなストレスにも負けないエネルギーと耐性を持った人が稀にいます。
そんな人が大事業を成し遂げたり社会を変えたりするのです。
しかしエネルギーのない普通の人が荒波に立ち向かっても難破するだけです。
それが病気になるということなのです。
職場などの周りの人を見ていると、頑なさが強ければ強いほど治療法がない重篤な難病になったりするものです。
心と体は繋がっている
以上のことから、心を無駄なことに浪費すると体の免疫系に作用して健康が損なわれることが分かります。
昔から健康な精神に健康な肉体が宿ると言われています。
これは今のストレス社会を見れば一目瞭然ではないでしょうか。
自分の心の奥底を見つめ、本当に自分がワクワクすることを見つけたとき身体も本当の健康になっていくのです。
心と体は繋がっているのですから。
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