輝く人生
心地よく目が覚めた。
今日は何か良い事がありそうだ、
なんて思ったのは何十年ぶりだろうか。
働きだしてからずっと朝は苦手だった。
飲酒量が増えれば増えるほど朝を迎えたくない
気持ちが強くなっていった。
何時も今日は仕事休もうかと思うのだけれども、
何とか気力をふりしぼり出勤していた。
でも今日は違っていた。
出勤途中の草花によく気づき綺麗だと思う。
自分のことで精いっぱいで、
草花の事さえ気に留める余裕がなかったのだろう。
魂がもっと輝きたいと言っているように聞こえた。
細胞レベルの復活
しかし10日間程の禁酒によって、
ここまで朝を迎える気持ちが変わることが不思議だ。
精神もそうだが、長年の飲酒で
自分の体の調子ってこんなものかと思っていたが、
内臓の細胞一つ一つが喜んでいるような感覚がして、
体も心も10歳くらい若返ったような気がする。
もう年なので体も段々衰えていくだけだと
思っていたがそんなことはない。
今までアルコールの影響で、
老化の速度が速すぎたのだと思うべきかもしれない。
体の調子が良いと、心の調子も良くなるという
相乗効果があらわれる。
心身一如とは昔の人は良いことを言ったものだ。
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