辛い職業人生の始まり
大学を卒業して公務員として働き始めた。
当時は本当に自信のない若者で、周りのすべての人が人間性でも仕事においても自分より優れていると常に思っていて、ビクビクした社会人生活が始まった。
そのような職業生活は人の目ばかりが気になった本当に辛いものでした。
これではいけないと、自分に自信を持つためにヨガに通ったり、気功を習ったりしましたが長続きしませんでした。
集中力がなく何をしても本当の自分を生きてる気がしませんでした。
辛さを紛らわす酒
そんな辛さが飲酒欲求をさらに高めていった。
就職してから28歳くらいまで、飲み会のない日も当然のこととしてビール、ウイスキーなど毎晩3合くらい晩酌をして、毎朝うつ状態の辛い気持ちで出勤するという繰り返しでした。
飲まない日は定期健康診断がある日の前日2日間だけで、年に363日は飲んでいました。
健康診断の肝臓のガンマGTPの数値も数百までになり、医者からも断酒を進められていました。
先輩でアルコール依存症の人がいて、それを見ていたので自分も本当にアルコール依存症になると常に感じていましたが、日常生活が辛くズルズルと飲まずにはいられませんでした。
坐禅との最初の出会い
そんな時テレビで坐禅の素晴らしさを特集した番組があり、自分の欠点を治すのにぴったりの方法と感じました。
それで坐禅の本を買ったり、坐禅を教えてくれるお寺に行き数回習ったりして、自宅でも1回30分の坐禅を週に3回くらいするようになりました。
しかし、効果が直ぐに感じられないのと、30分間もじっと何もしないでいる辛さのため3か月も続きませんでした。
その後、20年程坐禅から遠ざかっていました。
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