アルコール問題の新しい取り組み方

アルコール依存症治療の現状

日本の人口増加は横ばいであるにも関わらず、

アルコール依存症の人は年々増加しているという。

 

ストレス社会で酒を飲まなければ

やってられないということなのだろうか。


現在、依存症の治療は断酒しかなくて、

しかも一生酒を飲むことが許されないと

言われています。

 

10年間断酒を継続しても一口飲むと

元の依存症に瞬時に戻ると言います。

又、現在のアルコール依存症患者の回復率は

10パーセント程度とも言われています。


これは20年前にネットで初めて見た

有名な断酒専門病院の先生が言っていた回復率と

ほとんど変わっていません。

 

依存症患者とは、今も昔もあまりにも惨めで

救いようのない患者とされています。

また、依存症の患者がこの回復率を聞いただけで

普通の生活に戻るのは「絶対無理」と思うでしょう。

 

この回復率では、

馬鹿らしくて断酒する気にならない

患者も多いことでしょう。

 

仮釈放なしの無期懲役の人

(死ぬまで刑務所から出られない人)が、

はたして希望を持つことが出来るだろうか。

依存症の人もこれと同じで

希望など持てないのが現状です。

 

 アルコール依存症患者も希望は必要である

古き時代から、人は希望なくして生きられないと

文豪たちは口をそろえます。


アルコール依存症の人にも

絶対希望は必要であり、

それなくして回復しようとする

エネルギーは湧いてこないでしょう。

 

何十年も変わらぬ、

従来型の抗酒薬(最近はレグテクトも使われる)を使った

無理矢理な断酒方法がはたして良いのでしょうか。

 

なぜ何十年も依存症からの回復率が

こんなにも低く変わらないのでしょうか。

 

癌治療の目覚ましい発展

癌の治療を例にとると、

昔は外科的な切除手術・抗癌剤・放射線が

治療の中心で、その後、免疫療法、

癌分子標的薬、ワクチン療法、陽子線治療、

重粒子線治療、遺伝子を解析した治療法など

毎年のように新しい治療法が出てきて

治癒率を上げているのが実情です。

 

アルコール依存症治療の新しい試み

相変わらず今日もネット上で、

アルコール依存症の治療は

断酒しか道はないと有名な断酒専門の医師が

声高らかに主張しています。

にもかかわらず、

断酒のために入院している患者は、

そのほとんどが再入院を繰り返すと言います。


このブログを始めるきっかけは、

断酒一辺倒の治療法しか本当にないのだろうかという、

自分の経験から感じる疑問から始まりました。

 

人それぞれに個性があり、依存症の治療も

幾種類もの治療法から選ぶというのが

本来の医療の姿ではないでしょうか。

ダイエットでリバウンドするとは

誰しも知る有名な言葉ですが、

無理な食事制限をすると

食欲が以前の何倍も強くなり、

その食欲に負けて過食になり

急速に太りだすという現象です。

 

断酒にもこれは当てはまります。

絶対飲めないと思えば思うほど

飲酒欲求は急速に強くなります。

10年前に自分は禁煙に成功しています。

その秘訣は、

無理にタバコを遠ざけないで

いつでも吸えるように

常に胸ポケットにタバコを

忍ばせていたことでした。

 

いつでも吸えるという状態は

不思議と安心感を生み出しました。

一見逆効果と思われることが

秘訣になることはよくあることです。

これがそのまま酒に当てはまる訳ではないですが、

断酒一辺倒の依存症治療に何度も失敗している人は、

それ以外の方法を模索することも必要と感じます。

 

坐禅を通して夢のある依存症治療を行う

一生断酒という道を選ぶか、

何とか週二回の休肝日を作りだし、

節酒しながら送る人生を選ぶかはあなたしだいです。

自分はアルコール依存症という魔物に取り憑かれましたが、

坐禅をすることにより

断酒をすることなく夢のある節酒を続けています。

現在酒で問題を抱えている人たちに、

ささやかでも希望を与えられるかもしれない

という思いでこのブログを立ち上げました。

 

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