なぜ幸福感がないのか

最近本当に幸せそうな人を見ることが

めっきり減った。

みんな作り笑いをしているように見えるし、

はしゃいでいてもどこかわざとらしい

幸福感を感じてしまう。

 

みんな今の境遇に不満があるのだけど、

どうすることもできない。

ひっそりと暮らしていければ良いのではと

あきらめてしまう人も多い。

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幸福とは何だろう

幸福を望まない人はいないでしょう。

しかしほとんどの人が継続的な幸福感を持たないで、

何かに追い立てられるように不満を持って

生きているのも事実です。

これほどみんなが望んでいるのになれない幸福とは

なんなのでしょう。

 

幸福感の勘違い

これほど物質的なものが溢れている時代も

今までなかったし、

これほど物質に頼って生活することも

過去にはありませんでした。

 

便利と思われるものが次から次と出てくるし、

便利と思われる物を使えば時間が短縮されたり、

肉体的にも楽に生きることができる世界。

 

確かに一見素晴らしい世界に感じますが

どこまで行っても満足することはありません。

 

パソコンが世に出た頃は、

こんなにも早く色々な処理ができて

素晴らしいものはないと皆思ったはずです。

今はその当時の数千倍早い処理ができる

パソコンであっても満足せずに

次から次と新しいものが欲しくなります。

 

幸福とはこれと同じなのです。

年収が400万円になり最初は喜んでいた人も、

いずれはその金額に満足できずに

さらに高い収入を求めてしまいます。

400万円あれば

普通の生活が営めるにもかかわらずです。

 

幸福の本当の意味

幸福とは不安を無くすこと、

不足している部分を補うということで

感じるものであって、

何か普通のことよりハイレベルな喜びを持つことが

幸福につながるということではありません。

 

幸福感とは静かな湖面のように

穏やかなものなのです。

 

何故かと言うとパソコンの例と同じく

ハイレベルな物を手に入れたとしても、

手に入れた瞬間に次のもっとハイレベルな物を

手に入れなければ幸福感を感じられないのが

人の心なのです。

職場の昇進にしても恋愛、結婚、

子供の教育にしても同じことがいえます。

 

アルコール依存症、薬物中毒、ギャンブル依存性など

止めることができないのも

更なる強い快感を求めてしまうからです。

 

足るを知るという生き方

今普通に仕事ができ普通に住むところが確保できて

普通に生活できているのであれば、

それを幸福というのです。

 

たとえ病気であっても雨漏りするようなアパートに

住んでいても質素な衣食住ができれば、

世界基準で考えると世界の上位3割に入るのです。

 

今の日本で8割以上の人がこれをクリアしているはずです。

もちろん病気で苦しんだり、

精神的な疾患などで不幸にも

働けない人がいるのも事実です。

 

そうした人たちにも生活保護などの

社会保障があることも世界的には稀なことなのです。

しかしそうではない普通の人達も

不幸のどん底と思っている人が多すぎるのです。

 

普通の生活ができることに

もっと誇りを持って良いのではないでしょうか。

もちろん日常生活の中では

常に波風があり辛いこともあるでしょう。

しかしそれが普通という幸福の海に浮かぶ

木の葉だと思うことができたら、

その波風にも耐えられるのです。

 

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