アルコール依存症の現実

酒を飲むと幸福ホルモンであるセロトニンが

体内で作れなくなるために、

何をしても楽しむことができなくなる。

日常が楽しくないので酒に逃げるようになり、

段々酒量も増えて行く。

そうすると体内のセロトニンが更に少なくなり、

ますます生きることが辛くなり酒に逃げるようになる。

これがアルコール依存症の始まりです。

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アルコールに依存すると孤独になる

アルコール依存症になると

生活の中心が酒を飲むことになるので、

他の事に興味を全く感じなくなってきます。

 

以前は楽しくてしかたがなかった趣味なども全く眼中になくなり、

また以前は酒場で一緒に楽しく飲んでいた友人でさえ

疎遠になってきます。

 

他人に気を使うことが億劫になり

何かの魔法にでも掛かったように孤独に陥っていきます。

家族でさえうっとうしくなり、

酒癖の事で注意されるものなら怒りだして

自己弁護をするようになってきます。

 

アルコール依存症の始まり

休日に迎え酒と言っては朝から酒を飲みだすと

もう止まらなくなり、一日中飲む連続飲酒になります。

そうなると酒は全く美味しいものではなく、

ただアルコールを胃袋に押し込まないと

辛くていられないために飲むことになる。

 

こうなると立派なアルコール依存症と言えるでしょう。

内臓は悲鳴をあげて、常に下痢状態となったり

血を吐いたりします。

恐ろしくなって酒を飲まないようにしようものなら、

離脱症状といって脂汗が出て急に寒くなったり、

手が震えたり、どうしょうもない気分の落ち込みが

襲ってきます。

 

このように、アルコールによる罠ともいえるように、

巧みにアルコール依存症に引きずり込まれていきます。

こうなると自力で酒を飲まないようにすることは

ほとんど不可能になると言われています。

 

アルコール依存症患者の二つの道

この時点で、何とか依存症を克服するために努力する人と、

諦めてしまう人に分かれてしまいます。

 

諦めてしまう人は一気に奈落の底に引きずり込まれてしまい、

自殺行為的な生き方になってきます。

アルコール依存症患者の平均寿命は

50歳前半と言われていますが、

体も心もボロボロになり無念の中で

死期を迎えることになります。

 

一方、アルコール依存症を克服するために努力する人は、

家族の進めなどにより、専門病院にかかることになりますが、

数カ月入院治療しても10年後までの再入院率は

8割以上になるという報告もあります。

つまり10人の患者が入院治療しても

2人しか断酒に成功しないということです。

この比率は30年以上変わっていないとも言われています。

また依存症患者の4%しか治療をしていないとの

報告もあります。

 

新しい試み

このような再入院率が変わらないことが

影響しているのかもしれませんが、

某有名病院では今年の4月から「減酒外来」という

治療を始めました。

詳しい内容は分かりませんが治療方法は

非常に興味深いものがあります。

 

このブログは今までの断酒一辺倒の治療ではなく、

坐禅をすることにより脳の根本から依存症を改善させる

方法を紹介していますが、某有名病院でも是非とも

坐禅を取り入れた治療を試みてほしいと思います。

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